氷は日々変わる
10月2日、整備の終わった雪上車を南極大陸に回送するオペレーションの最終回に参加。朝6時にエンジンをかけてアイドリング開始、7時半に昭和基地を出発しました。
1時間半ほど、15キロメートル走ったところで、氷の割れ目が発達していることを確認。左に小さく写っている人が、ドリルで穴を開けて氷の厚さを測っています。
割れ目を雪で埋めて、その上に板を敷いて通過しました。南極大陸の上陸口を目前にして、ここを越えるのに2時間以上かかりました。
重さ10トンを超える雪上車で海を渡るためには、氷の状況を慎重に観察して判断する必要があります。
12時前に南極大陸に上陸。天気が午後から崩れるとの予報なので、大急ぎでお弁当を食べて、乗ってきた大型雪上車を残して帰ります。
前回、雪上車を回送したグループは皇帝ペンギンを見た、とのことで少し楽しみにしていたのですが、今回は出会えませんでした。
「あれアザラシじゃない?」「岩でしょ」と語り合う人々。
(今回は行きも帰りも雪上車を運転していたので、写真をあまり撮れませんでした。)