同じオーロラを南と北で
26日午後8時53分、暗くなる前からオーロラが見えてきました。
27日の午前2時50分ごろです。目で見てもカーテン状のすそが赤く輝いているのがわかりました。
午前3時35分ごろ、東の空が明るくなってきました。
太陽の昇らない6月下旬には一夜に15時間以上だったオーロラ観測も、今は6時間半ほどになりました。
春分・秋分のころだけ、南極と北極の両方に夜が来ます。1月だと南極は日が沈まないし、7月は北極では白夜でオーロラは見えません。
この時期は、磁気的に昭和基地の反対側にあるアイスランドとのオーロラ同時観測を行っています。
同時に夜の観測ができるのはごくわずかな期間しかありません。さらに両方で晴れる夜はめったにない。観測時間は短くなりましたが、貴重な記録を取り逃がさないように、いつもに増して気を遣う夜勤です。